俗にいうブルース風バンドとは一線を画すリアルジャパニーズブルースと呼ぶべき全く新しい音楽。
正直で純粋だから胸を 打たれるし、男らしさが見えて素直にかっこいい。
堕落しきったJ-POPシーンについに本物が登場した。
彼らの名はMONSTER大陸。
軟弱な草食系男子が巷に溢れる今の世の中に渇を入れるかのよう な、真の男気と反骨精神を持ち合わせた骨太男子集団の登場だ。
吉田靖雄のベースと優三のドラムが生み出す最高のグルーヴに乗っ て藤倉嗣久のギターが唸り千賀太郎のハープが吠える超絶快感サウンド。
ヴォーカルやハープの奏でるちょっとノスタルジーなメロディと、ベースやドラムの奏でるコンテンポラリーなリズムが見事に融合しているアルバムタイトル曲「marry」、シンプルなロックンロールサウンドに乗せ大和魂を歌い上げるアップテ ンポナンバー「ランドリー」、ストイックで印象的なギターリフをバックに世に いう偉い人達への痛烈なメッセージを発信する「NABACCALIDA」、そして新曲「cold city」 は、ありがちな日本のブルースロックとは違い、洗練されたミディアムテンポの大人なアーバンサウンドでブルースロックの新境地 を確立している。どの曲をとっても、ブ ルースを基調としながら様々な音楽ジャンルを取り入れ、モンスター流に見事に調理されている。泥臭さと洗練さを併せ持った彼らのセンスは群を 抜いており、俗に いうブルース風バンドとは一線を画すリアルジャパニーズブルースと呼ぶべき全く新しい音楽 ジャンルを確立している。そんな彼らの強靭なサウンドに乗せる歌 詞は、無骨で尖りながらも、正直で純粋だから胸を 打たれるし、男らしさが見えて素直にかっこいい。
そして彼らのギラギラした生命力溢れるエネルギー!音楽的魅力に 加えて彼らには、周囲を惹きつける情熱的魅力がある。これはライブに行けば一目瞭然。エネルギーが大爆発するライブパフォーマンスは正に 彼 らの独壇場。そのパフォーマンスを体験すれば必ずモンスター大陸の世界に引き込まれ、彼らのエネルギーを存分に感じられるはずだ。
日本の音楽界にブルース基調のバンドは数あれど、これほど骨太な ブルースフィーリングを感じることはなかったし、こんなにわくわくさせてくれるバンド、他にはいないんじゃないかと思います。新時代のリアルブルースロック、時代が待ち望んだ本物です。
ライター小川嘉奈子
1 The Grip
2 lover,baby
3 ランドリー
4 Party
5 Ms.Lover
6 marry
7 Monster73
8 drunkard
9 オトナゲ<new song>
10 おまたせ!
11 NABACCALIDA
12 cold city<new song>
QECW-1001 / ¥3,000 (tax out