結成2年足らずでサマーソニック、フジロックの2大ロックフェス出演を果たした新進気鋭のブルースロックバンドMONSTER大陸が、7月2日に発売したばかりの3rd ALUBM「進撃」に続いて早くも4th ALBUM「開放」を発表する。
今作はあえて一般流通にはのせず、これから行われるTOUR先やLIVE会場のみの限定販売と強気な姿勢で取り組む。内容は、フックの効いた POP で楽しいメロディが満載で、タイトル「開放」のとおり、鬱屈した気分を吹き飛ばすようなライブ向きのナンバーが並ぶ。
今作のリード曲「Walkin’ on the street」は彼らが成熟したサウンドとはミスマッチな純粋な青年達だというの事が伝わる一曲。「大遅刻」は彼らの持ち味であるブルースサウンドに今時の若者らしいメッセージが MIX されてるから面白く、新しい。
「夢で会おうぜ」では切実で不器用な男心をハープの太郎が歌い上げ、等身大の彼らが表現されている。
また毎作の恒例となったカバー曲では、今作は思い切りルーツに振り切り、MuddyWatersの 「Got my mojo working」 を収録している。
LIVE では度々披露されてきたこの曲だが、ついにこの4 作目に収録された。
このように1枚の中に、ルーツサウンドと若者世代を反映させた新しい歌詞とサウンドが同居している所に彼らの魅力がある。
今夏は前述のサマーソニック、フジロックフェスティバルをはじめ、アラバキロックフェスティバル、グルーンルームと数々の音楽イベントやフェスに参加し、耳の肥えた音楽関係者のみならず若い世代からも支持を得た。
彼らのサウンドは、各ライブ会場でオーディエンス達に強烈なインパクトを残し続けている。
ヴォーカルの藤倉嗣久の野太い歌声と枯れたギターサウンドは、通の洋楽好きを納得させ、ブルースハープの千賀太郎はアメイジングなフレーズとリズム感で彼らに興味がなかった人達の足すら止めさせずにはおかない。またドラムの吉岡優三、ベースの吉田靖雄のコンビが生み出すクールかつ変幻自在のグルーヴはバンドのサウンドをがっちりと下支えする。
ほんの数年前まで無名だったとは思えないメンバー4人の存在感は、普段なかなかJ-POP を耳にしない、とある有名音楽評論家をもって「日本にもまだいるんだね。こういうバンドが」と評させ、日本の音楽を諦めかけていた大人達の視線を再び音楽に向けさせている。このフレッシュなブルースロック界のルーキーが、日本の新たな音楽シーンを牽引していく事は間違いない。
1.Walkin’ on the Street
2.大遅刻
3.drunkard
4.GOT MY MOJO WORKING
5.サンキュー(I’ve gotta devil in my heart)
6.GO!GO!GO!
7.おまたせ!
8.scrap everyday
9.坂
10.夢で会おうぜAPWA-2004 / ¥2,000 (tax out)
APWA-2004 / ¥2,000 (tax out)