昨年末から今年にかけてシングル配信された5 曲を含め、オリジナル全12 曲。
Blues を基調とした泥臭いサウンドのベースは残しつつも、ロック、ヒップホップ、リズム&ブルース、オルタナティブと多岐にわたる音楽ジャンルを貪欲に吸収し、まったく新しい濃厚なグルーヴを生み出している。
今作は新メンバーが加入して初の作品となっており、これまで以上にパワーアップしたリズムセクションも聴きどころの一つだ。女性メンバーが加わった事で歌詞の世界にも化学反応が起こり、バンドとしての新たな旅立ちの1 歩となる重要なアルバムとなった。
収録曲の「ラブソング」は今年5月、TV 東京の人気バラエティ番組「ゴットタン」エンディングテーマに起用され話題を呼んだストレートな世のラブソングへのアンチテーゼ。
また、タイトル曲となっている「問題ない」はレッチリさながらの16BeatROCK でイントロで藤倉のギターから尖っており、千賀太郎のミラクルなハーモニカ、そしてcheeta と靖雄のドラム& ベースが気持ちいいほどレイドバック気味に絡み合っている。他にもスティービーレイボーンを彷彿させるインストナンバー「Bonecrusher」やスライドギターを多用した「乗り換える」「Slider99」も、このバンドでしかできないハイレベルかつキャッチーな仕上がりとなっている。
Tracks
1 問題ない
2 slider 99
3 Bonecrusher
4 乗り換える
5 進行性バカ
6 Everybody!!
7 ラブソング
8 考えるな
9 修羅場LOOP
10 キングダム
11 俺は罪人
12 108
anaked.RECORDS / QECW-1008 / ¥2,500 (tax out)